介護に限らず、職場環境の良し悪しはそこで働く人たちのモチベーションに大きく関わります。介護事業所の環境が悪く利用者さんも離れて行くなど、職員たちの力ではどうにもならないという場合は転職をおすすめします。しかし、大抵は職員一人ひとりの心がけや職場の業務改善を取り入れて行くことで、働きやすさが向上します。
職員レベルで、今の職場環境がどうなのかを把握することから始めます。職員からヒアリングやアンケートを行い、職場の問題点や改善すべき点を洗い出して行きましょう。
数多くの問題点や働きにくさを訴える声が集まったなかで、一番の問題点をあぶり出して行きます。問題を明確化させ、それに対する解決のための施策を検討してください。
例えば書類作成のための残業が多いという場合は、介護ソフトの導入を検討するような方向性が考えられます。介護ソフトやPCの使い方に不慣れな職員がいれば、外部講師を招いて講習会を開くなど福利厚生面で充実させることも良いでしょう。
また、介護のしやすいフロアづくりをしたいというのであれば、リフォームができるか検討することも一案です。トイレの手すりの高さを変える、脱衣所の広さを確保したいといった設備面の提案なども職場環境を高めるポイントになります。
事業所として金銭的な負担がかかることもありますが、「ここだけでも改善してほしい」という訴えがあれば前向きに検討してもらえる可能性が高まります。職員同士で話し合いを行い、意識を共有することも職場環境を高める要素の一つです。日々の業務で忙しいかもしれませんが、これからのために時間を割いてみてはいかがでしょうか。また、もっと職場環境を改善する情報を知りたい方は、こちらも参考にしてみてください。